(更新日:98/10/13)



ジャンボリーツアー'98 "fake fur"
ライブレポート
沖縄コンベンション劇場 編 (98/09/30)

 レポート:ひなこ 
砂浜いやぁもう、素晴らしいわ沖縄県!!!
「えっ?今は8月?」と勘違いしちゃうような暑さっ!
太陽が眩しいのっ、これが南国の日差しってやつ?

エメラルドグリーンの海や白い砂浜を見て思わず
感動の涙をこぼし(そうになり)、あちこちに咲く
ハイビスカスを「本物?」とつい触って確かめたりしつつ、
沖縄にやって来たんだぁ・・・と改めて実感。

「いいね沖縄、いいね沖縄・・・」
スピッツのメンバーが沖縄に惚れ込む理由が
分かるような気がしました。
私だって到着した途端に「絶対また来るっ!」
と誓ってしまったもん。

コンベンション劇場なのになのに、変な、いや、個性的な形の
沖縄コンベンション劇場!
何なんだあの音響は!
マサムネさんの歌がめちゃ聴きづらかったやんけー(怒)。
声が膨張しちゃう感じで、それに楽器のボリュームにも
負けてるもんだから、歌詞が聴き取りにくくて・・・。
マサムネさんも何度も耳に手をやって一生懸命音を拾いつつ歌ってたし。
他のメンバーのマイクもやっぱりイマイチで、所々言葉が聞き取れなかったよー。
席の位置によるのかもしれないけど残念だったなぁ。

マサムネさんの第一声は「○ー○ありがとうっ!」だったと思うんだけど
沖縄の方言らしくて分かんなかった・・・。
マ「1週間ぶりでキンチョーしてるのでステージのそでですっぱい物を
食べてました。去年もまとめ買いしたんですけど・・・」

と早速ご当地ネタ(すっぱいまん(乾燥梅))を披露する、抜かりないマサムネさん。

いつも通りといえばそうなんだけど、いい感じののんびりムードが
漂うスピッツ、やっぱ風土のせい?
最初マサムネさんが調子が掴めないのかMCでつまるような場面があって、
思わず客席を見ながら苦笑というか照れ笑いをした表情が
「うひゃおうぅーーー!」
っていうくらい可愛くて、これを見れただけでも「来た甲斐があったわ」
ととってもハッピーになっちゃった(*^.^*)。30歳の男性をつかまえて「可愛い」だなんて言いたくないけどぉ・・・
でも言わずにはいられないよ、あんな表情見ちゃったら。
もうっ、ブリムネったらぁ!




なんでもマサムネさんとてっちゃんは1週間前くらいから沖縄入りして
すっかり沖縄モードだったらしい。マサムネさんは八重山諸島に行ってたんだって。てっちゃんは
海で泳いだ時の話をしてくれた。

テ「『郷ひろみ』ばりの海パンにギャランドゥ、ボンボンッ!(と股間に手をやり、ボンボンッに合わせて
グー、パー、グー、パーと力強く)って感じで砂浜をワーッと走って(今回は全裸にはなってないのね・笑)
海に入ったらさぁ、近所のおばさんに『水、冷たくない?』って言われたんだけど、俺的には全然冷たくなかったね」

マ「その頭で海に居るといいかも(笑)」
テ「海ぶどうみたい!俺、海ぶどう好きだよ!」

「ギャランドゥ」という言葉の使い方が私とてっちゃんはほぼ同じだと分かってちょっと嬉しいわ(苦笑)。
そう言えば野音でも「チ○毛」と口に出して客をひかせてたし、
そんな「下ネタ担当」「ヨゴレ」に徹するあなたが好きよー!>てっちゃん

マサムネさんも海に入ったらしいんだけど「日焼け止めを塗ってた」
との話に「(なんで〜?)クスクス・・・」と笑う客。
「だってぇ、日焼けしていかにも『遊んでましたっ!』って感じだと・・・
他のメンバーに悪いじゃない!?」

そう???。
たしかに「松崎しげる」ばりに日焼けしたマサムネさんは見たくない
けどぉ(そんなのいやぁー)!

マ「去年はすぐそこの野外の会場でやったんですけど、今年はインドアなスピッツを見てください」
「あのぉ〜、沖縄の『照りつける太陽!』みたいなのにスピッツは合うんでしょうか?去年野外で『うめぼし』を
やったらクスクス笑われちゃって・・・(苦笑)」


また同じ会場で前日、前々日とHIROMI GOのコンサートがあったそうで
マ「今回のツアーって何ヶ所かで「郷ひろみさんの翌日にスピッツ」
となってて、まるでスピッツは郷ひろみさんの後を追いかけてるみたいな・・・1度ちゃんと挨拶してみたいですね」
テ「えー!それはちょっと・・・、『ジャパン!!』とか言って?」
マ「・・・いや・・・『どうも、スピッツです』って」

マサムネさんの冷ややかな対応にもめげず、「お約束」をキチンと果たしてくれるてっちゃんであった(涙)。
那覇市のメインストリート「国際通り」にメンバーは何度も買物に
行ったそうで、その時の話もしてくれました。


マ「国際通りの沖縄そばの店にも入ったよ」
あんな庶民的なところにブラッと入っちゃうんだ、さすが。

この日てっちゃんは白い縁のサングラスをかけてたんだけど(似合ってた!)
「これ、国際通りで買ったんだよ。領収書の但し書に『衣装代って書いてください』って言ったら店員さんに
顔をジーッと見られて『あ、ばれたかな』って思ったら、『演劇やってる人ですか?そうでしょう!?
いやぁ、そうかな〜って思ったんですよ〜!』って言われた(爆)」

てっちゃんは2、3日国際通りを歩いても結局1度しか声をかけられなかったそうです(ちょっと残念そう)。

一方崎ちゃん。買物中に(例の音響のせいで何を買ったか聞き取れなかった)
「店員さんに『・・・スピッツですか?』と声をかけられ『はい』と言ったら
『・・・どうしたんですか?』『明日からライブをやるんです!』」。
また「崎山」姓は崎ちゃんの地元でも少ないのに沖縄地方に実は多いらしくて
「もし先祖が沖縄だったら、・・・みなさんよろしく!」
と言って会場から温かい拍手をもらっていました。

マサムネさんはいきなり「時に愛は2人を試してるぅ〜♪」とGLAYの誘惑
を歌い出し、「GLAYのボーカルの人は歌いながらこうやって(手振り身振りでTERUの動きを真似る)
やるんだよねぇ〜、ああいうの出来ないなぁ〜、俺にはギターがあって良かったなぁ〜」


客席は3階まであったんだけど、
マ「3階の君が5分前に吐いた息がこのへん(ステージ)に来てて俺が吸ってるかも・・・間接空気キッス!」
ツアーがスタートしてもう半年近く経ったけど、あまりオモテには見せなかったもののマサムネさんも
疲れがたまっていたのかも・・・。
「5月からツアーが始まって・・・もともとは晴れた日が好きなんだけど・・・9月に入ってからは
雨が降ってると心が落ち着くようなところがあったんですけど・・・沖縄の青空を見てまた青空が好きになりました」
「みんなの笑顔を見てると、すぐ影響されちゃうから、東京に帰ってもニコニコしていられそう」

そうだよね〜、そりゃあ疲れてるはずだよねぇ。
ライブに行くとどうしても100%のマサムネさんを期待してしまっていたけど、
目の前で、そこで歌を聴かせてくれさえすればいいんだって思った(それも十分大変な事だけど)。
時には「疲れた〜」っていう顔を見せちゃってもいいから、頑張り過ぎてムリしないでね。
・・・でも、そんな話をファンの前でするなんて、沖縄の空気がつい本音をポロッと出させたのかしら〜。
そしてやっぱり後半のたむたむはパワフルでした!
開脚ジャンプに加えて、片足を高く蹴り上げる動作(はっ、もしかしてモデルは田原俊彦の
“君に決定”?・・なわけない)を何度もやって客席のボルテージもグングン上がっていくのよー。
てっちゃんにぶつかりそうになって(ごめん!)って感じでお互いが頭をぺこっと下げた場面を私は見逃さなかったわっ!
うふっ、可愛い。
後で「ペース配分を間違えた」とか言ってたけど(笑)、これからもずっとこんなたむたむを見せて欲しいな
(マサムネさんの時と言ってる事が違うって!?)

私もそのあたりではふくらはぎが攣りそうになりながらも飛び跳ねてたんだけど
お客さんの動きが比較的おとなしめだったので、「これは狙い目!」と思いトンガリの時にある作戦を実行(大げさな・・・)。
「君は今誰よりも〜」にさしかかるしばらく前から「マサムネさぁ〜ん、私を指差してぇーーー!」
手を大きく振ってジャンプしまくりでアピールアピール!!
傍目には曲とはずれた暴れ方をする女が1人、の図だったことでしょう・・・。
すると「君はい〜まぁだれぇ〜よ〜りもぅっ」とマサムネさんの人差し指が私のいる方向へ!!!
きゃああああ〜〜ん、やったぁ〜〜〜!
マサムネさん、見捨てないでくれてありがとうっ(涙)。
もちろん「そんなの勘違いだよ」とおっしゃる人もいるでしょうが、夢を見させてくださいよっ!
それにしてもこの作戦、会場によってはいけるかもよっ。
あとこの日を語るに欠かせないのがアンコールのてっちゃんの格好。
沖縄チックな衣装で登場、これがめちゃ似合ってたんですけどぉ。
さっきの白縁のサングラス、紫色のターバンみたいのを頭に巻き後ろでしばって
ダラーンとなびかせて(マサムネさん曰く“月光仮面みたい”)、ダボッとした白いシャツに
前開きの青いベストを重ねてて、ステキでしたー(ボトムはステージ衣装の黒いピタピタパンツ)。
クージーも「ギターを弾いてる時にターバンがなびく様子がカッコイイ!」
絶賛していて、てっちゃんもかなり気に入ってる様子。
確かにノリのいい曲ではしびれるくらいかっこよかった!
でも最後のあの曲では、ちょっと・・・ういてたよ(笑)。

海〜!クージーまで「沖縄に住みたい。沖縄の人に
お嫁さんにもらってもらおうかな」

と言い、他のメンバーも「住みたいよねぇ」と
しみじみ口にするし、愛されてるよねぇ〜沖縄!!
短期間の滞在だった私も、最後は沖縄から離れたくなくて
すっかりおセンチ気分だったし。
沖縄はそれくらい魅力的なところなんですよ〜!

私としては前回の香川ではスピッツへの愛大爆発!
って感じだったんですけど
今回は「う〜ん、いいよねスピッツ」とじわじわと愛を
噛み締めてきました。
スピッツのみなさん、これからもマイペースでいいから
ず〜っと活動を続けていって下さいね。
ひなちゃん、レポいつもありがとう☆     珊瑚


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