 レポート：ＫＥＩ |
 ＳＰＩＴＺ ＣＯＮＣＥＲＴ ＴＯＵＲ '９８ ｉｎ ＩＷＡＴＥスピッツのコンサート、私は実は、ホールでは初めてでした。 ファンクラブの先行予約で申し込んだらなんと、運の良いことに、 最前列の席（しかもかなり真ん中）がとれてしまい、 （初め、チケットが届いたときは、えええっ！ という感じでした。）嬉しいのと同時に、 かなり緊張していました。 私は、母と二人で行ったのですが、母も初めてで二人で緊張していました。 場所的には、正宗さんと、三輪くんの間くらいという、最高にいい席。 三輪くんが、鼻にピアスをして、右の小指に指輪をしてる事とか、 正宗さんは最近ずっとつけてる指輪をして、底の厚い靴を履いてるな（笑）とか、 喋ったり、歌ったりしているときの嬉しそうな感じ、照れた表情とか、 細かいところまでばっちり見えて、すごく感動でした。(^^) 崎ちゃんもよく見えたんだけど、わりと下を向いているのが多かったのがちょっと残念。だけど、 クージーさんのキーボードのマイクのあたりにキーチェーンが下げられ、 三輪くんのギターアンプ？の上にぬいぐるみ２個が飾られていたのがほほえましかった。 舞台装飾は、夕焼け兄弟よりかなりグレードアップしているなあと思いました。 ただの壁に思えたのが、実はすごく照明に関係していたのにちょっと感動。 ぶら下がっていた４つの丸い照明？はでも、出番が少なかったような。 すごくかわいいんだけど、あれが、事故で落ちてきたら恐ろしいだろうな、という かなり恐ろしい想像をしてしまいました。(^^;) |
| コンサートは、６時半を少しまわったあたりに始まりました。 暗い中、４人がでてきて、会場が一斉に歓声を上げているにもかかわらず、 マイペースにドラムの前に座ったり、ギター・ベースを肩に掛けたりしている姿は、 うーん、やっぱりマイペースバンド・スピッツのなせる技。（？） 確かどこかの部屋に２５曲歌ってくれた、と書いたんだけど、それは２４曲の間違い。(^^;) でも、本当にたくさん歌ってくれたので、気持ちとしては、１００曲くらい歌ってもらった 感じです。＜おおげさ？ 曲目は全部覚えているけど、曲順は残念ながら覚えていなかった・・・。 だって、あまりにも中身が充実していて、その上、すごく自然に次の曲にいってしまうので ポイントとなるべき部分を押さえることが出来なかったんです。勘弁。＜言い訳 とある人によると、野音の時と同じ曲順だったとか何とか。＜真偽のほどは？ でも、「運命の人」で始まったのはかなり感動。(^-^) 聞き慣れていた曲だったのに、すごく新鮮で良い曲でした。 |
| ＭＣでは、正宗さんが、前の日に散歩したことなどを話してくれました。 岩手の主流の川？は、北上川なんだけど、その川原を散歩したこととか、 （カップルはほとんどいなくて、おばちゃんが犬の散歩してたみたい） 大通りのダイエー前で、猫と戯れたこととか、＜マサム猫が猫と！？（笑） 大通りを歩いていても、誰も声をかけてこなかったとか、 （盛岡の人は、有名人が町歩いてるなんて思ってないから・・・・） 方言を聞いてみたいなぁと思って耳を澄ませて歩いていたら、 前だか後ろを歩いていた女子高生３人が「チョーむかつくとおもわなーい？」 なんてしゃべってて、「みんなこういう話し方？」と驚いたこととか、＜違うよー(^^;) 近所のおばさん同士が話をしていてやっと方言が聴けたこととか。 私自身が、前の日に川原を散歩したり、ダイエーにも行ったりしてたので ええ！どっかに正宗さんがいたんだ！と、本当にびっくりしました！ （私が行った川原はうちの近所で、中学生がクラブで？ソフトボールとかしてた。 おばちゃんが犬の散歩して、何か、工事のおじさんっぽい人が数人いました。 茶色っぽい服を着て、一人散歩していた男の人がいたんだけど まさかその人が正宗さん・・・なんてことはないだろうなあ。（苦笑）） そしてなんと正宗さんが、「北上川の川原ってさ、俺すごくそう思ったんだけど、 なんか、ロビンソンのイメージにぴったりだなぁ、と」と言ってくれました！ えええ！ そんな偉大な曲についてそんなコメントしていいの！？(^-^; 私は北上川の雰囲気とかも合わせて、すごくこの土地が気に入っているので すごく嬉しくてほっとしたんだけど、逆に恐縮もしてしまいました。 なんと言っても、ロビンソンは、私を大きく引き込んでしまった曲だから！ 去年の小岩井のコンサートについても、ちゃんと話してくれました。 ここで、ちょっと驚いたのは正宗さんの中では、小岩井と盛岡が ちゃんと区別されていたことです。＜当たり前なんだけど。(^^;) 私たち、地元の人は、小岩井も盛岡の一部というか、自分の中に自然にあるんです。 だから、去年小岩井に来てくれたことも、ごく自然に「自分たちの土地に来てくれた」 という気持ちにつながっていたんですね。 それを、正宗さんが「盛岡は、久しぶり。・・・２年ぶりかな」と言ったことで 初めて、「あ、小岩井って盛岡じゃなかったんだぁ」なんて発見しました。（笑） 地元に住んでいるが故の新たな発見があって、すごく楽しかったです。(^^) やはり、去年の小岩井の土砂降りはすごく印象的だったようで、 （当たり前だよねぇ、すごすぎだったもの＜みちのくびしょぬれ兄弟！） 「今年も、ツアーで岩手と考えたとき、小岩井にしようかとも思ったけど、（会場歓声） 今年は、マックスが来ると言うことでね、（会場爆笑）あきらめたんですけど。 いつか、また絶対、小岩井に来て、晴れた中でやりたいと思います。（会場大喜び）」 などと語ってくれました。「晴れ男とずっと宣言してきたんだけど・・・」と 多少照れながら言った姿がかわいかったです。＜30男に向かって・・・・(^^;) 会場の方から、時々「マサムネー」とか、「正宗さーん」「三輪くーん」などと 声が飛ぶのですが、その中で、ぶっとーい声で 「ムワースァームゥーヌェーーーー！！」（会場爆笑）という男の人の声に 正宗さん、圧倒された様子。 「・・・・彼とケンカしたら俺、絶対負けるな。」なんて言ってました。 でも、盛岡では意外と男性が多かったようで、ちょっと嬉しそうでした。 また、誰かの「マサムネさーーーん」との声に、「はあい。」と、「い」まで きっちり返事をした言い方がすごくかわいくて、会場「きゃー！！」の嵐でした。 私は叫ぶとか名前を呼ぶとか、絶対できないタイプだから、 ただただみんなの叫びに圧倒され、母と二人で面白がってました。 |
| 田村さんは、初めステージに出てきたときは、結構まじめな顔をしていて、 え、なんか、機嫌悪いのかなぁ？ という感じもしたけれど、 緊張していただけなのか、だんだん表情もおだやかになっていって、 後半では、もう飛び回る、動き回る、すごかったです。(^^) 三輪くんと顔見合わせてはいたずらっ子のように笑っていたのが、 すごく印象的でした。＜こういうのはあれだけど、やっぱりかわいい！ 正宗さんの方は、コードに気を使って（正宗さんらしいですね）動いていたんだけど、 田村さんはお構いなしでどんどん動き回るので、コードが絡み合って、 周りのスタッフがとても大変そうでした。＜でもみんな、表情は楽しそう！(^-^) 前日と、当日の昼と２回、同じ服屋さんに行き、そこで買ったＴシャツを、 当日は来ていたようです。＜会場は当然、「え！ どこ！？」コールが・・・ （しかし、最後のＭＣで、ウール地だったので、実はすごく暑かったと告白） しかも、初めにその店に行ったときに「お客さん、学生さん？」と聞かれたそう。 「いえ」と田村さんが答えたところ、つっこみが始まったそうです。 店員「仕事してるの？」田村「ま、一応したりしなかったり」(笑） 店員「ふーん、なにしてるの？」田村「え、あ、バンドみたいなことを」 店員「へぇ！ ＣＤとか出してるの？」田村「あ、まあ、あの、スピッツやってます」 店員「え！ スピッツ！ ・・・ボーカルの方は？」（会場大爆笑） スピッツといえばボーカルしかいないのかい！＜私なら分かるのになぁ。 そして次の日、またその店に、三輪くんを連れていったときの話。 「あ、お客さん、個性的な人連れてますねぇ。」（会場爆笑） そういう三輪くんも、「他のメンバーの方は？」と聞かれたそうな。 |
| スピッツのメンバーが麺好きなのは有名だけど、このときも、前の日、 青森を発つときに駅で立ち食いソバを食べて、盛岡にやってきて 夜にみんなでワンコソバ食べて、（三輪くん５０杯を初め、みんな記録更新！） 当日も、ついさっき冷麺を食べたということでした。＜じゃじゃ麺は・・・？ マサムネさん曰く、「今腹ン中で麺が渦巻いてます」（笑） ワンコ記録更新の三輪くんは、思った以上に細い！ かっこいい！ 目の前で、ギターを弾いてくれて、もうその指さばきと言っていいのかしら、 指の動きと音に感動。ギターのかっこよさを十分見せつけてくれました。 髪が、アフロヘアみたく爆発していたのにはびっくりしたけど、 それが、妙に似合ってるから困る！＜なんで困るんじゃ。(^^;) わりと無口な印象を受けたけれど、ギターとバックコーラスで見事に語ってくれた、 という感じを受けました。正に、黙して語らずという言葉が似合いすぎ！ ん、その割に地味だったのが崎ちゃんかもしれない。(^-^;;; 後ろでしっかと支える大黒柱という印象でした。 崎ちゃんはバックコーラス？が多くて、その度にマイクが行ったり来たり、 見え隠れしていて、なんだかすごく面白かったです。 メンバーの4人が、映画館どおりのセガワールドで遊んだという話題に飛ぶと、 私の左隣の女の人が、「うそっ、私昨日セガで遊んでたのにぃぃ！！！」と かなり悔しそうな様子です。うんうん、気持ちは分かるよ〜(^-^) しかも、みんな、特に田村さんなんかは100枚とかどーんとかけて遊んでいるのに、 正宗さんは一枚二枚ちびちびとかけながらオセロをやっていたそうな。 「なんか、浪人生がゲームで遊んでる姿だよね」(笑）とは三輪くんのお言葉。 キーボードのクージーさんは、実は釜石出身だと発言。(会場沸く） (参考:釜石は、岩手三陸海岸の南の方にある都市。海の町です♪） 更に更に、本籍が盛岡市梨木町だという事！(会場沸き上がる） おおっ、それでは私の高校時代から実に５年間、 通学路になっているところではないですかっ！(^-^)＜とっても親近感 正宗さんが、地名を聞いて、「梨木町って、すごくきれいな地名だねぇ」 自分が住んでいる訳ではないけど、やっぱり嬉しいものでした。(^-^) |
| アンコールの時にクージーさんが、頭上で手をたたきはじめたので、あれ？ と思って待っていたら、なんと！ なんと！ 「愛のしるし」！！ うわ〜、本家スピッツの「愛のしるし」が聞けるとは思わなかったよぉ〜。(;_;) しかもちゃんとスピッツの音楽になっていて、なんだかとっても感心してしまいました。 続くアンコールは「バニーガール」「ベビーフェイス」で、 ９時前に、すべての楽曲が終了しました。＜大満足〜(*^-^*) |
| そういえば、始まる前に後ろを広く見渡してみたのですが、 なんだか家族連れとおじさんがやたらと多かったです。 中には、会社帰りか？と思わせるような男の人二人連れもいたりして、 （40代のおじさんと、20代後半くらいの二人） あ〜、そういう人たちが聞きに来ても、全然おかしくないバンドなんだなぁと、 改めて思い、また、嬉しくなってしまったのでした。(^-^) ＊なお、このライブレポートは、さもさんのＨＰと、ＫＥＩのお部屋に 同じものを記載しています。 |
| ＫＥＩちゃん、忙しい中レポありがとう☆ |