| レポート：ちかこ | |
 2002年8月19日 雨 赤坂ブリッツ大型で非常に強い台風が関東を直撃すると言われていたけれど、 幸い台風はうまくそれてくれて私が出かける頃には傘もほとんどいらないくらいになっていた。 久しぶりの東京での夏イベントで、これを逃す手は無いと思い、とても楽しみにしていた。 会場の赤坂ブリッツに着いたときは既に入場が始まっていた。ブリッツ前は人でいっぱいになっており、 知り合いを探すのも一苦労。すると、携帯電話が鳴り、すぐ隣にスピ友がいるのを発見。 雨はほぼやみ、気温は低いとは言え、朝の雨であたりはひどい湿気で体中にその湿った空気が べっとりまとい付くような感じだった。でも、久しぶりのスピッツライブを前に気分は晴れやか。 あ、そうそう、今日の私は「ハネモノ」のPVでマサムネ君が着用の羽模様のTシャツを着ていたが、 まだあのPVを見た人は少ないのか、周りの反応薄し・・・。 私たちは2階席なので早めに入場でき、混雑する前にグッズ売り場へ直行。 スピッツからは黒とサックスブルーのイベントTシャツ、紺と水色の縞のリストバンド＆フィンガーバンドのセット、 ベージュのサンバイザーが出ていた。私はサックスブルーのTシャツとリストバンドセットを購入。 ２階席はまだほとんど空いていたが、１階にはかなりの人がこれからの５時間のライブを心待ちに している様子で立っていた。最近人気の沖縄のインディーズバンド「MONGOL 800」も出ると言う事で、 いつものスピッツのライブよりも男の子が多いような気がした。開始前には色んな知り合いとも会え、 楽しくおしゃべりしているうちにまもなく開演。 定刻の5時の約5分過ぎには、最初のバンドScoobie Doの演奏が始まった。このバンドの演奏の途中から、2階の右側関係者席の奥にテツヤ君にそっくりな人がいるのを友人が発見。 双眼鏡でじっと見ると、髪こそ明るめの茶色になっているが、間違いなくテツヤ君だった。 首にヘッドフォンをぶら下げ、(方耳だけ当てていたみたい)ノートのようなものをぱらぱらめくったり、 機材をいじったりして、どうやらなにか仕事をしている様子・・・。 時々こちらの方角を見るので、思いっきり手を振ってみた。なんだかニッコリ笑ってくれたような・・・。 やがて、Scoobie Doの出番が終わると、テツヤ君の席にスポットライトが当たり、 DJをやリはじめたのに気付いた。私たちは前もって、このことを知らなかったが、 バンドの交代時間にも全然退屈せずにずっとテツヤ君を見てかなり楽しめた。 2番手のバンド、モンパチの演奏中には、ダイビングがあちらこちらで発生。上から見ていると面白かったが、普段そういうのになれていないスピッツファンは驚いた事だろう。 後ろから人の頭の上をごろごろ転がり、大半は男性だったが、中には勇敢な女の子もいた。 でも、その勢いが足りなかったのか、うまく転がれず、途中で止まり、しまいには頭から床へ落ちていった・・・。 ま、その後は顔を出していたので、大丈夫だったらしいが、慣れていないと(本人以外の周りの人も)危険。 後で聞くと、後ろから転がってきた人にあごを蹴られたりしたピッツファンの子がいた。 かなり痛かったそうだ。全体の揺れも激しく、知り合いのスピッツファン達は上から見ていると、 もはや自分達の意志で動いているようには見えなかった。MONGOL 800は3人だが、 パワフルな演奏を見せてくれ、ボーカルのMCはほんわかして、ちょっとスピッツ に通じるものを感じさせた。 3番手のSUPER BUTTER DOG は、キーボードの人がテンション高く、足で演奏したりしていた。このキーボーダーもアフロヘアで、 最初はScoobie Do のドラム(この人も見事なアフロだった)がまた出てきたのかと思ったくらい。 しかもMCで「さっきも出てました。」と冗談を言っていた。「この後3人出てくるよ。」なんて付け加えるので、 まさかスピッツの誰かがアフロに・・・と想像してしまった(ありえない・笑)。 今日も3年前のブリッツでのイベントを思い出させるほどの音量。しかも合間にもずっと誰かがDJを務め、 その時の音量もすごかった。2階席の私たちは時々外へ避難。耳が既におかしくなりかけていたが、 時々このようにしていたので、終了後は大丈夫だった。(前回は翌日の昼頃まで耳が聞こえにくくなっていた。) でも、そのように防衛していなかった人たちの何人かは翌日も「心地よくない耳鳴り」に悩まされていたらしい。 スピッツの一つ前はGOING UNDER GROUND。熱い演奏で、ボーカルの人はメガネを飛ばしてしまい、「俺のナマメはめったに見られない。」と 変なMC(笑)。その後もメガネがくもってしまうほどの熱い演奏が続いた。 でも、「あと１曲、後１曲だけやらしてください。」と言ってから、確か２曲やっていたなあ・・・。 このバンドのあとも外へ出て、スピ友としばしおしゃべり。 そして、いよいよ本日のトリ、スピッツの登場。スピッツが登場すると、今まで座っていた２階席の人たちも全員総立ち状態。ブリッツ内の期待と高揚感が一気に強まる感じがした。 気付くと出番を終えたほかのバンドメンバーが先ほどまでDJ席となっていたあたりに集まり、 身を乗り出すようにステージを見つめていた。１曲目は懐かしい「海とピンク」。ノリが良くて、可愛くて大好きな曲。 会場は盛り上がる。今日のマサムネ君の衣装は見た途端、あれ？見たことある・・・。 そう、つい先日発売された雑誌の写真の衣装。雑誌では、胸元から上しか写っていなかったので、 全体が分からなかったが、まず間違いないだろうと思った。全体を見ると分かったが、そのTシャツは白地に前面が紺碧のブルー、 その中に大きく一羽のカモメが白抜きになったデザインだった。裾には「Blue Blue」とプリントされていた。 色がきれいで、マサムネ君の顔と腕がすごく白く見えた。(それまでの出演バンドの人に比べると、格段に色白) 下は濃紺のジーパン、白い靴だった。テツヤ君は黒のノースリーブ。白いプリント模様(真中に糸車みたいな輪があり、 その周りにも点点と模様が・・・)。下は裾が広がった黒い穴開き(はと目で)パンツ。 おそらくHey x 3 の時のパンツの色違いだと思われる。首にはシルバーのネックレスをしていた。 腰には、カラフルな羽根で出来たような長いひも状のベルト。これもHey x 3 の時につけていたものみたい。 髪型はテレビ出演の時と変わらなかったようだが、色は明るめの茶色。あごひげもまだ生やしていた。 田村君は大きなギズモが黒くプリントされたグレーのTシャツ。こういう奇抜なかわいいのが似合う。 下は白または生成りのパンツ。このモノトーンに赤い靴と赤いベースが色を添えていた。 崎ちゃんは、珍しくノースリーブの浅いVネックの細い横縞シャツ。今まであまり着なかったような雰囲気だったが、よく似合っていた。 下はドラムに隠れてよく見えなかったが、多分グレーのジーパン。最近は髪が短めなので、バンダナは巻いていなかった。 クージーは紺色のTシャツ。今日は帽子ではなく、ベージュのサンバイザーをつけていた。縁がキラキラと光り、すてきだった。 立て続けに３曲やったが、２曲目と３曲目は昨年のシングル曲。先に出た若手バンドに負けないパワフルな演奏だった。 ここで最初のMC。「最後まで残ってくれて、ありがとう。」確かに、イベントは長時間だが、 このトリとは思えない謙虚なマサムネ君の言葉。こんなに会場が盛り上がっているのに、 何言ってるんだか・・・と心の中で突っ込んでしまった(笑)。「もう、長い間ライブをやってなかったので、疲れました。次が最後の曲です。」 そんなはず無いのは分かっているのに、一部のファンは「え〜〜〜〜っ！！」と大きな声を出す。 マサムネ君はすぐに、「んなわけないでしょ。」そう、こんな分かりきった嘘を言ったら、私たちも、「ウソだ〜〜〜っ！！」と 応じなければいけないと思うのだが・・・。その次は「ロビンソン」。今日はイベントだから、スピッツ以外のファンも 多く来ているだろうからと、こういう選曲になっていたのだろう。ファンは何でも嬉しいし。 でも、全体に新旧取り混ぜ、やってくれたのでとても楽しめた。MCでは、先日のテレビ出演にも触れ、 「俺たち本当にしゃべってなかったね。本当は相槌を打ってたりしたんだけど、全然録音されて無かったね。」 と言うような話をしていた。今日は最新のシングル曲をやってくれるかどうかがとても気になっていたのだが、 「この曲はライブではじめてやるので、緊張します。」という前置きで、「ハネモノ」かな・・・と思ったら、 マサムネ君のクリーム色のギターがジャラ〜〜ンと鳴り、ああ、「水色の街」だと分かった。 うわ〜、これが聴けるんだとすごく嬉しかった。発売直後だもの、やってくれなくちゃ！ でも、それならもう「ハネモノ」はやらないのかなと思っていたら、これもやってくれて、本当によかった。 「ハネモノ」では、会場は１階も２階も崎チャンのドラムに合わせるように、全員手拍子がバッチリ揃い、 本日最高の盛り上がりを見せた。私のハネモノTシャツも調子よく揺れていたはず。また、マサムネ君の衣装がカモメだったので、 これを着たら、「放浪カモメはどこまでも」もやらなきゃいけないんじゃないの?と思っていたら、これも本当にやった。 そして、『ハヤブサ』からはもうひとつ「８８２３」も。また珍しく、メンバー紹介も名前だけじゃなく、 「ひとり○○文字以内で、メンバー紹介を。」と言って、マサムネ君はまず「しゃべり担当の田村。そのシャツいいね。」と、 田村君のギズモシャツを誉めた。 誉められたのに、田村君は、「だって、さっきから散々楽屋で見ていたのに(どうしてここで言うのか)・・・」 とダウンタウン並にからんでいた。 そしてマサムネ君にも、「その(シャツの)カモメ似合ってるね。」マサムネ君は、「さわやか？」って返事をしていた。 確かに、さわやかな夏らしい雰囲気の衣装。クージーは、「イベントはお祭みたい。」 あと、お祭を楽しんでいってくださいというような事も言っていたと思う。 崎ちゃんは、例のシンバルに頭をぶつけるアクションで一応笑いをとる。本当に短い一言で、「最後まで楽しんでいってください。」 とか言っていたような。テツヤ君は、それまでのマサムネ君のMCでテレビの話が出ていたので、 「俺はクイズで頑張りました。」会場笑い。「あれ、あとでテレビで見ると、答えの曲が大きく聞こえるけれど、 スタジオでやってる時は全部同じ大きさに聞こえて、本当に分かりにくいんだよ・・・テレビマジック(笑)。 俺たち、しゃべってなかったけれど、面白くなってました。」とダウンタウンの功績をたたえるテツヤ君だった。 スピッツはトリだったので、要望に応えアンコールもやってくれた。アンコールは「俺のすべて」 いつもどおり、ステージの左右へ移動し、客を煽ったりして、大いに盛り上がっていたが、 ２階席では、この曲のときちょっと距離感があるのがいつも少し残念。 ７ヵ月半ぶりのスピッツのライブでは、最新の曲が２曲も聴け、たくさんのスピッツ友達と久しぶりに会え、 本当に楽しいひと時だった。イベントが終了したのは既に10時。 それでも、少しの間、オフ会に参加してその後も大いに盛り上がリ、幸せな気分で帰宅。 また東京で夏のイベントをやってほしいな！ |
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| ちかこさん、レポートありがとう！ | |
| ●『VINTAGE 2002 -supported by CRK-』 ●2002年8月19日（月） ●会場：赤坂BLITZ ●開場 16：00 ●開演 17：00 ●１Ｆスタンディング、２Ｆ指定 ●チケット代 ￥4,500（税込み） ●出演者： GOING UNDER GROUND SUPER BUTTER DOG スピッツ MONGOL800 他 Opening Act：Scoobie Do Change-over Act: BUBU DJ:ハヤシ(POLYSICS) HISASHI(THE JERRY LEE PHANTOM) 他 http://www.vintage-rock.com/ ●問い合わせ：フリップサイド 03-3470-9999 ●一般発売日：7月13日（土） |